台湾旅行記 ①中華電信のプリペイドSIMカード

新型コロナウイルス感染症の渡航・入国制限が撤廃されて、気軽に海外旅行に出られるようになりました。
(円安という問題はありますが・・・)

2024年の夏休みに台湾へ長めの旅行に出かけたのですが、そのときにハマったこと・解決策を備忘録を兼ねてまとめておこうと思います。他の旅行者の皆様の参考になれば幸いです。

一つ目は、台湾旅行には欠かせないアイテムと私が思っている中華電信のプリペイドSIMカードについてです。

中華電信プリペイドSIMカードの案内

中華電信プリペイドSIMカード

このSIMカードの素晴らしいところは、契約期間中のデータ使用量が無制限ということなのです。旅行中はWi-Fiの無い環境で地図をはじめとして色々な調べ物をすることが多くなります。そのため、データ量を気にせずにスマホを使えるのはありがたいものです。

このプリペイドSIMカードは、空港(松山・桃園)の中華電信のカウンターで購入する事ができるので、便利に使えます。

SIMカードの実物

SIMカードの実物

さて、このSIMカードはAPN設定などをしなくても、スマホに挿せばそのまま使えます。

カウンターでも「No setting!」と言われました。

が、ここで落とし穴があります。

中華電信のSIMカード用の設定は不要なのですが、日本国内の設定が残っているとネットワーク接続に失敗することが多いようです。特にAPN設定を手入力しているような場合は問題ないことが多いよう(2017年に私が利用した際は問題ありませんでした)ですが、構成プロファイルをインストールしていると問題が起こる確率が高いようです。

私の場合、ネットワーク接続は出来るものの3Gネットワークにしか接続できず、極めて遅い通信速度となってしまいました。完全に接続できないわけでないのがタチの悪いところでした。しばらく待ったり、機内モードOn→Offを試したりと少々無駄な時間を過ごしてしまいました。

ネットで調べてみると「国内の構成プロファイルが悪さをする場合がある」ということで、私も日本国内の構成プロファイルを削除してみました。iPhoneの場合、設定→一般→VPNとデバイス管理に構成プロファイルが設定されています(iOS 17.5.1)。

ちなみに、このことはカウンターでは教えてもらえませんでした。

構成プロファイルの保存先(iOS 17.5.1、iPhone13mini)

私は日本国内でiij mioを使っているのですが、画像にある構成プロファイルを削除した後に、機内モードOn→Offをしたら無事に4G回線に接続することが出来ました。

中華電信に限らず、海外のプリペイドSIMカードなどで接続が上手くいかない場合には、国内のネットワーク設定の削除を試してみると良いかもしれません。

なお、構成プロファイルを削除してしまうと、帰国したときにネットワーク接続が出来ない可能性があります。
帰国直前・直後に空港のWi-Fiに接続した状態で、日本国内の構成プロファイルの再インストールを忘れないようにしましょう。

ネット上には同様の情報が多くあるので私が記事をのこすこともないのですが、3Gにしかつながらないなど、上手く接続が出来ない場合には試してみてくださいませ。